大人になって見て欲しい作品
『クレイマークレイマー』
今作は1979年公開で、シングルファザーと女性の社会進出、親子の愛をテーマにした作品で今の日本だからこそ見て欲しい名作です。
物語は家庭を省みない典型的な仕事人間の夫テッドの視点です。
開幕嫁さんのジョアンナが家を出て行く所から始まり、物語の前半はテッドが父親として成長していく過程と息子ビリーとの親子の絆を深めていく形で進んでいきます。
中盤にビリーが怪我をしてテッドが抱っこしながら走って病院まで連れて行くシーンはCM等でも有名なので見覚えある人も多いと思います。
後半はジョアンナとの親権争いを描かれてます。
この時まではジョアンナは自分の都合でビリーを捨てて、またビリーを引き取りたいと言う自分勝手な母親のイメージですが…
ジョアンナも『母親』ではなく自分の人生も歩みたかった事、仕事をして社会に進行したかった事等を語り、私は見てて凄く考えさせられました。
私にとって『父親』と『母親』は産まれた時から父と母なので『個人』として考える事がありませんでした。
子供の頃は父と母が世界の全てでしたしね💧
結局裁判は負けて親権はジョアンナの元へ行きます…
テッドとビリーの過ごした18ヶ月は二人の間の絆を深め、最初はママに会いたいとビリーも最後は、テッドと離れたくないと言うシーンは感動します。
ジョアンナは裁判を通してテッドの成長を目の当たりにして、ビリーに必要なのは自分ではなくテッドと伝えて身を引きます…
大人になってから見るとシングルファザーで子育てと仕事の両立の大変さや、女性の社会進出の厳しさ等が見え考えさせられる作品となってます。
お時間ありましたら是非一度は見て欲しい作品なので機会があれば是非😊
最後に手際よくフレンチトースト作る所が私の印象深いシーンです
Twitterでもちょこちょこ呟いてます😆
やっぱり名作はいくつになっても名作だな pic.twitter.com/iLhBsT4WHf
— べるもんど (@SANANDO2017) 2018年4月9日